2021年3月4日木曜日

世紀の疫病もすっかり政争の具

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030301234

先手? 後手も後手後手だろう。

菅にしてみたら最初から分が悪い喧嘩だった。根本的な対策をしていない以上、解除しても状況が良くなるとしたら、季節性の要因による感染縮小を天に祈るしかない。解除するなとの声に反して解除したあと、案の定感染拡大したら叩かれるのは、解除の権限を持ってしまっている菅なのだ。そんな叩かれるリスクを避けたかったら、言いなりに延長するしか手はなかった。

1都3県以外は素直に、地元の経済という実利を取って解除を受け入れてくれたわけだけど、政治的な戦闘意欲満々の小池は、こんな付け入りやすい弱みを見逃してくれるほど甘くなかったわけだ。そして黒岩、大野、森田も勝ち馬に乗った、と。

ここから菅が逆転しようとしたら、解除の権限を実質的に知事に委譲するしかないかな。国の解除基準はクリアしているので、あとはもう知事から「解除してくれ」と言われれば解除しますよ、みたいな言い回しで。

しかしまあ、こんな政争に振り回される市民は、たまったもんじゃないわな。どうせしばらく、緩和と緊縮を繰り返しながら騙し騙しやるしかないんだから、例えば「偶数月は引き締める」みたいな先を見通せる計画を示してくれ。それとも、我々のスルー力が試されているのか?

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