2017年3月20日月曜日

東芝メモリは誰のもの?

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031800503

こればかりは純然たる入札では決められないか。

しかしまあ、実に難しい問題だ。東芝自身は建前上(?)雇用維持なんかを条件として出すだろうけど、WH関連であといくら必要かも読めない現状では、とにかく高く売りたいのが本音だろう。が、アメリカや日本は極東の他国に技術を渡したくない。それも大いに分かる。コモディティ化した液晶屋を売り飛ばすのとはわけが違う。

不幸中の幸い、東芝メモリ自体は超優良物件なので、妥当な値段で買うこと自体は東芝の救済ではなく、手堅い投資と言える。純粋に利益が見込めるのなら、それこそGPIFが一部を保有するのだってアリだろう。ただ、妥当な値段で極東勢に競り負けないかどうかは未知数。そうなると、政府が東芝に対して入札価格を保証しつつ、極東勢が飲めないような条件を付加する密約を取り付けて、半ば出来レースに仕立て上げるのか?

一消費者としては、とにかく早くフラッシュメモリの供給不足を解消して欲しいんだが。

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