2016年4月4日月曜日

正義超人として完璧でなかったシルバーマン

今週のキン肉マン。

ちょっと意外な展開。シルバーマンの放つ真のマッスル・スパークを子孫たちに継承させるのかと思っていたら、むしろアロガント・スパークこそが不完全で、シルバーマンの理想を具現化したのがスグルのマッスル・スパークだったとな。安易により強い技を後付けするより、この展開の方がいいね。

時系列的にはずっと以前に習得していたネメシスではなく、あくまでスグルが完成させたというのは、KKDと組み合わせて初めて完成なのだろうか? ネメシスの技が不完全だったのも、KKDの構成要素である慈悲の心が欠落しているからということになる。「死ぬなフェニックス」と言いながらマッスル・スパークをかけていたのも、30年越しに生かす技だったということで説明が付くのか。技を喰らったフェニックスが1度死んだ気がしなくもないけど、あれは技のせいではなく心臓が悪かったからということにしておこう。

キン肉族の内輪揉めになりかけていたスグルvsネメシスだけど、ここに来てシルバーマンの理想と現実の代理戦争という大きな意味を背負ったわけだ。正義超人と完璧超人のイデオロギー対決としては、ザ・マン戦よりむしろネメシス戦の方が重要かもしれない。

あと、今更だけどマリポーサの偽リベンジャーを裁いたのはシルバーマンだったのかな。

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