2012年11月4日日曜日

引退の秋

今年のプロ野球も完全に(最も面白くない形で)終わり、ユニフォームを脱ぐ話がよく聞こえてくるようになった。しかも、かなりの割合で年下。おそらく、短い期間でも第一線で活躍したことを記憶されていれば幸せな方で、正直言って「誰だっけ?」と思う人も多い。夢破れて去ってゆく者の名前をググって、辛うじてWikipediaに残された爪痕を見ると、何だか無性に切ない気持ちになる。

しかしまあ、健全な人の入れ替わりがない組織が駄目なことは、今シーズンのタイガースが実に分かりやすく証明してみせたからなぁ。厳しいようだけれど仕方がない。球団職員として雇って再スタートをかけてやるのが、勝負の世界でかけられる精一杯の温情なのだろう。

それに比べれば遥かにヌルい世界にいる自分だが、何となく40歳が潮時なような気がしている。ギリギリ過放電しないで済むのが40歳くらいだろうという、大雑把な計算で。奇しくも世間では40歳定年案が議論されているが、それに合わせて何かいい制度ができやしないかと、ほんの少しだけ期待している。

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