2022年5月2日月曜日

オフィスの国アリス

オフィスの国アリスを観劇してきた。

アイドルのセカンドキャリア。難しく、そしてタイムリーな話だった。

水曜日に5人組アイドルとして最後のイベントを控えているさくちゃんは、相当複雑な心境でこの話と対峙したことだろう。話としては、元アイドルの主人公が厳しい現実から目を背け、楽しい夢の世界に逃げ込むのだけれど、最終的にはそんな逃避をやめて現実と向き合う決断を下す。ただし、あくまで決断を下しただけで、その後セカンドキャリアが上手く行って救われたかどうかまでは描かれておらず、現実で目を覚まさないというワーストエンドを回避したのみ。結局、アイドルを辞めた後はどうするのが正解かまでは、劇中では答えが出なかった。

そんな中で、多くの元アイドルが集まって作ったこの劇自体が1つの解であるという、ある意味メタっぽい話でもあった。そして、久しぶりにペンライトの前で歌って踊れたと楽しそうに話してくれた姿こそが、元アイドルの1つの理想型かもしれないとも思った。アイドルを辞めた後に何をするかということより、アイドルであったことを自然と肯定できることの方がずっと重要なのかもしれない。

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