2022年2月28日月曜日

三面楚歌

https://jp.reuters.com/article/seift-russia-analysis-idJPKBN2KX06Z
https://nordot.app/870796107898814464?c=724086615123804160
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB286Y40Y2A220C2000000/

おいおい、ガチで世界が割れたぞ。

割れたと言っても2等分ではなく、ロシアとロシア以外。これはかなりエグい兵糧攻めだ。先に民間人を虐殺したロシア側に文句を言う資格は微塵もないけど、この制裁はロシアの民間人も大いにダメージを受ける。目には目を、民間人には民間人を、か。

必然的に、戦争の局面は大きく変わるだろう。これまでの武力衝突は、侵略するロシア側から見れば前線が他国にあるので、ほぼほぼ自国の守備を考える必要がなかった。それが一転、国内をどうにか押さえ込む戦いに注力せざるを得なくなるわけだ。

現実に食うに困ったロシア国民を、誰がどう制する? 今ウクライナに突き付けている刃を自国民に向ければ一時的には抑えられようが、それで空腹が満たされるわけでもなし。そしてもちろん、ロシアの兵士だって腹は減る。そんな状態が続けば組織はボロボロになるだろうし、誰がいつ寝返るか分からない疑心暗鬼も独裁者の敵となろう。

こうなると、プーチンが冷静に保身を考えるなら早々に折れるんじゃないかな。ただ、そもそも冷静ならこんな侵略してなかったのではないかとも思う。そこでプーチンを宥めて交渉の場に引っ張り出す役を、中国が担うのではないか。

今回の制裁は、中国を牽制するには十分だったろう。アメリカ側につきたくはないけれど、それ以上にロシアと心中したくない。加えて、強大な独裁者の倒し方が確立してしまうのも怖い。となると、プーチンには最小限のダメージで生き延びてもらおうと中国は考える。…と予想。

子供の頃に見たチャウシェスクの最期は、正直意味が分かっていなかった。けれども、around喜寿の独裁者達の脳裏にはきっと強烈に焼き付いているんだろうな。

0 件のコメント:

コメントを投稿