2020年3月8日日曜日

ニューヨークとレバノンと北京と

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/1921ny.php
https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20200308-00166627/

ニューヨーク州が非常事態宣言とな!

ニューヨーク市じゃなくて州ね。人口で無理矢理日本に例えるなら、東京都と千葉県を合わせたくらいか。その規模の非常事態だと考えると、これは確かに大変そうな感じだ。まあ、病の伝染に関しては人口スカスカなところを見てもあまり意味がないので、人口と人口密度的に丁度良い比較対象は、東京23区とニューヨーク市かな。

さて、ニューヨークには行ったことがない、アメリカから見たら外国人である自分の頭によぎるのは、安直だけどウォール街、ヤンキース、そしてショービジネス。

発電所さえ動いていれば、金融取引そのものが物理的に滞ることはないだろう。ただ、COVID-19の悪影響をリアルに感じた金融マン達の判断が、先の見えぬ恐怖で揺らがないとも限らない。単発で起こっていれば小国の失策で済んでいたであろうレバノンのデフォルトも、世界中で経済が失速しそうなCOVID-19との合わせ技となると、新興国からの資金引き上げの引き金になりかねない。ゴーン? 知らん。

ヤンキースに関しては、スケジュールを見ると3月26日にアウェイで開幕。ヤンキー・スタジアムでの初戦は4月2日か。さて、果たして非常事態宣言から25日で、何万人も球場に集められるようになるのか? そして、野球以外の興業の行方は? 万一この花を枯らしてしまったら、元の景色に戻すのは大変そう。流石にニューヨークの要人は、どこかの島国のアホみたいにライブを悪者にして、責任逃れを謀ったりしないだろうけど。

過度な悲観は良くないけど、経済的には半年もすれば戻っているだろうという楽観も、過ぎたものなのかもしれない。正しい評価は、それこそ半年後に振り返ってみないと出来なさそうだけど。オリンピック? 2年後の冬季に万全を期すことを考え始めた方がいいんじゃない。

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