2017年11月7日火曜日

AMD + Intel

https://japan.cnet.com/article/35109944/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/07/news056.html

昨日の敵は今日の友? 呉越同舟? GPUの性能が弱点だったIntelにとってはいい話だろうけど、AMDはRyzen APUで戦わずしてハイエンドを諦めるつもりなのだろうか。

AMDとしては、とりあえず売れる物は売っておこうという考えもないことはないだろうけど、(願望込みで)決して諦めたわけではないと思う。Intelがどんなに頑張ったところでMCMしか作れない一方、AMDは同じダイにZenとRadeonを載せられるのだ。高性能なGPUと組み合わせる価値のある高性能CPUがなくて、ローエンドAPUしか作れなかったのはZen以前の話。密結合したZen + Radeonなら、別ダイをくっつけたCore + Radeonと互角以上に戦えるの勝算があるのではなかろうか。

もっとも、生産能力に絶対的な差があるから、一気にシェアで逆転なんてことはありえない。だからこそ、まずはIntelにハイエンドAPUという市場を開拓してもらうつもりなのかも。より具体的なストーリーを描くと、Macbook ProがCore + Radeonを採用してハイエンドノートに新たな潮流を作り出したところで、Appleの真似をする他のメーカーにRyzen APUを売り込む、とかね。

Radeon入りのMCMと言うとWii Uが思い浮かぶけど、他社製CPUと組み合わせたあのときの経験は、今回の話に活かされたのだろうか。

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