2015年9月11日金曜日

911

あれからもう14年も経ったのか。

自分が記憶している最も古いニュースは、小学1年生のときのものだ。幼稚園児の頃の記憶も残ってはいるけれど、その頃のニュースは全く覚えていない。それを思うと、ある程度の個人差はあるだろうけど、今の高校3年生くらいがギリギリ911をリアルタイムで記憶しているかもしれない世代になるのか。そりゃ、今どきの子にマサオがラモスになっちゃうとか言っても通じないはずだわ。

それにしても、結局あの行為は何を生み出したのだろうか? その後の幾つかの武力行使の口実と、アメリカが少し団結するきっかけと、あとフセインがとばっちりを受けたくらいか。たらればを言っても仕方ないけど、911を経ずにサブプライム以降の世界金融危機を迎えていたら、その対応も変わっていただろうか? 今世紀初の世界的大ショックがアメリカ人が仕込んだアメリカ発のものだったら、アメリカももう少ししおらしくしていたかもしれない。それはそれで中国を調子付かせて、特に極東の島国には嬉しくないことになっていたかもしれないけど。

しかしまあ、少し個人が賢くなったくらいで人間の群れのマクロ的な習性なんて簡単に変わるはずもなく、だからこそ歴史は繰り返されるのだろう。911がなかったとしても、何かしら別の場所、別の形で大きな崩壊はあったのではないかとも思う。望もうと望むまいと、ね。

そうならないよう人類の行く末を正そうとする行為を腐すつもりはないけど、結局のところ、過ちを犯すことを織り込むのが現実的な線なのだろう。過ちを活用できれば尚良し。バブル崩壊だって、それはそれで売りのチャンスだしね。

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