2015年4月18日土曜日

ポカホンタス

今更ながら、20年遅れでディズニー映画のポカホンタスを見た。

はじめはミュージカル調のノリについて行けるかどうか不安だったけど、正味70分ほどのシンプルな話は大きく身構える必要もなく、最後まで一気に見ることができた。あくまで娯楽作品として、細かいことを気にせずに見たのは正解だったと思う。ドラゴンボールだって、何の説明もなく宇宙人と言葉が通じてるんだから。

ただ、見終わってからググったら、まあ色々と物議を醸していた作品だったようだ。実在した人物をモデルにしたフィクションと言うと、日本人は真っ先に水戸黄門を思い浮かべてしまうけど、残念ながらそれほど簡単な話ではない。過剰に美化された徳川光圀が草葉の陰でむず痒くなるだけの水戸黄門とは違って、ポカホンタスは今なおアメリカに残る差別や迫害の根っこの部分に密接に関わる話なのだ。そりゃ、誰がどう触っても、どこかしらで炎上することは必至だったろう。個人的には、イギリスから来た白人達の物分りが良すぎるのではないかと感じた。最近Bowling for Columbineを見たから尚更、アメリカ人の祖先にしては大人しすぎるのではないか、と。

表向きは史実ベースでないけれど、侵略モノの映画としてはマーズ・アタック! が至高だと思っている。

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