2015年3月28日土曜日

所沢市長、折れる

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/03/27/03.html

住民投票の結果を受けて、エアコン設置撤回を撤回とな。

もちろん、表向きは住民投票の結果に従っての方針転換なんだろうけど、それ以上に自分の意見に積極的に同意してくれた人が少なかったことが、ショックだったのではないだろうか。小中学校にエアコンなんて贅沢品は不要であるという自分の感覚が多数派であると信じていたら、投票という形で積極的に自分に同意してくれた人は有権者の1割のみ。積極的に反対する2割の敵を作りつつ、7割に「どうでもいい」とそっぽを向かれてしまったのだ。

これほどはっきりと民意との乖離を示されたのは、政治家としては背筋が凍る思いだったのではないだろうか。今回はたかが住民投票だったから良かったものの、これが本番の選挙だったら確実に失業していたのだから。残り半年の任期中にこの溝を埋めなければならないのだから、もうつまらない意地を張っていられる状況ではあるまい。

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