2012年10月5日金曜日

坊主丸儲け?

頭を丸めればビジネスで有利に? 日米の文化の違いを差し引いても、1人の現役坊主ヘッダーの目には、そもそも着眼点がずれているように見える。

思うに、坊主頭の肝は捨てることにある。特に日本において、僧侶や893のような特別な理由でもない限り、成人男性が坊主頭にするのは普通のことではない。実際、かつての自分が初めて頭を丸めるとき、最後まで抵抗となったのは自身の中にある常識であった。そして、それにも関わらず坊主頭にGOサインを出したのは、世の常識的な目からどう見られようとも構わないと覚悟が決まったときであった。

そう。人から良く見られてビジネスを有利にしようなどという考えとは、真逆なのだ。

実際に頭髪と人の目を捨ててみて感じたのは、世の中には結構、よくよく考えるとどうでもいいことが多い。常識バイアスを取り除いて素直な目で見ると、自分にとって本当に大事なものはそれほど多くない、ということだった。

坊主頭の外見に気を取られているうちは、内面の変化を見逃しているのではなかろうか。坊主はそう思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿