2012年10月28日日曜日

電書開国

ああ、もたもたしている間にKindle Paperwhiteは年内の入手が絶望的になってしまった。アカウントの結合をどうしようとか悩む前に、とりあえずクリックしておくべきだったなぁ。

さて、専用端末に先んじて、とうとう日本でもKindleストアがオープンした。完全に新規開店した本屋だと思えば、品揃えはまずまずかな。どの本にも出版社により設定された価格ですという断りがあるので、価格決定権に関してはAmazonが譲歩したのか。確かに割引は出版社によってまちまち。

ベストセラーを見るとコミックが人気のようだけど、さすがにファイルサイズは大きい。一例としてONE PIECEの66巻が約52MB。ざっくり概算しても現時点で全巻購入したら3GBオーバーするので、Paperwhiteだと逆立ちしたって無理。Fireでも苦しくないと言ったらやせ我慢になる。手元の端末が本棚の代わりになるというより、どこかにある本棚から一時的に取って来る感じになるのか。容量が足りなくなってきたら、最近読んでいない本を適当に消してくれたりすると嬉しいんだが、少なくとも手元のKindle3やiOS用Kindleアプリにそんな設定項目はない。ゆくゆくは、手元にあるかどうか意識させない作りになるのだろうか?

そういえば雑誌がない。最新号のみ読む権利を紙の半額くらいで定期購読&自動ダウンロードできたら、結構受けると思うんだが。単行本の商売とはバッティングしないし、ついでに容量も1冊分だけで済むし、

台風の目になるのではないかと地味に期待しているのが、Kindle ダイレクト・パブリッシング。価格決定権はAmazonから勝ち取った出版社だが、次は個人と流通網の優位性なしに戦うわけだ。やっぱり出版社の編集能力は偉大だったと認識されるか、それとも中抜きしても問題ないと見られるか。興味深い。

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