2024年1月2日火曜日

令和6年石川能登地震

人間はあまりに無力だ。指先ひとつで様々なことをできるようになったつもりでいたけれど、天災の巨大な力は人間が作り上げた基盤を無慈悲に破壊してしまう。人類が根本的に天災を克服することは、少なくともこの先数百年オーダーでは難しいだろう。できるのは起きる前の備えと起きた後の対処だけ。

なので、これだけ大きな地震が起きたとなれば、被害が出ること自体は不可避。最初の大きな揺れによって起こってしまった不幸は、残念だけど人間の力でどうにかなるものではなかった。誰が悪いわけでもなく、誰の身にも起こりうる不幸がたまたま降りかかったのが亡くなった方だったとしか言いようがない。

問題はこれから。まだ生存している人を生かすか殺すかは、人間の力でどうにかする余地が大いにある。生存率が大きく下がる72時間の壁が時事刻々と迫る中、救えたはずの人を見殺しにしたら、それは半ば人災だろう。

こういう場合にドローンは活用できないのかね? 物資の輸送は難しいにしても、上空から比較的広範囲の被害状況を迅速に取得できそうなものだが。次の機会でも法が壁になっていたら立法の不作為だぞ。

あと、ほぼほぼ地下トンネルを走る予定のリニア中央新幹線って、どこまでの地震を想定してるのだろうか? 平らだったであろう道路がうねっている被災地の映像を見ると、同じことが地下で起こったときに無事で済むとは思えないんだが…。

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