2020年9月5日土曜日

枯れた技術の水平走行

マリオカート ライブ ホームサーキットが突然発表された。

技術的にはSwitchでラジコンを操作しながら、ラジコンに搭載したカメラの映像を無線でSwitch本体に送っているわけだ。この映像は当然、低遅延でなければゲームが成立しないだろう。Wii Uの頃はまだ、少し背伸びした感のあった映像の低遅延無線伝送だけど、8年経ってエンコーダ側をおもちゃに搭載できるくらい、枯れたわけか。

ただ、CODECや無線通信は枯れても、まだ割とホットな映像認識もやってるんだよな。現実に部屋の中にある障害物まで認識してくれるのかは分からないけど、少なくとも付属品のゲートは認識するはず。価格的にLiDARのようなセンサーはないだろうし、カメラも単眼のようなので、ソースはあくまで2Dの映像か。ただ、エンコード時に作成したMVや、自車の速度も認識のヒントとして使えるかもしれない。

それと、このラジコンを複数台持ち寄っての対戦にも対応していると言うことは、動いている他車も認識するわけだ。もっとも他車に関しては、他車とペアリングしているSwitchから位置情報という強力なヒントを教えてもらうだろうから、映像認識の方が補助的な役割かも。

Velan Studiosというところと手を組んだようだけど、移動体に搭載されたカメラからの映像を処理するノウハウは、ここが持っているのかな? Tegraを使った映像認識とか、自動車業界にも売れそうだな。

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