2013年1月28日月曜日

働くのは金のため

全国各地で地方公務員が定年より退職を前倒しにしている問題について。

まず、変更タイミングを年度の変わり目に合わせなかったのが大失策であることは、言うまでもない。こんなルールを決めた奴等の底意地の悪さがひしひしと伝わってくるのは面白くないが、それを遥かに上回る不愉快さを提供しやがるのが、さも正論ぶって3月末まで働けと声高に叫ぶ奴等だ。

子供はまあ、見逃そう。今辞めるなと言っている彼らも、10年後20年後に振り返れば痛いほど分かるだろうから。腹立たしいのは、現実を知った上でなお働けと言う連中だ。

綺麗事はよせ。今日日、好き好んで働いている奴がどれだけいると思ってる? どんな高潔な理想だって、数十年も経てばくすみもするだろうよ。例えば、もしも自分が大半の文系の生徒にスルーされる数学教師だったなら。小綺麗なモチベーションでは5年も持たないに違いない。程なく、生活のために渋々働くことになるだろう。仕事は違えど、結局は今と同じようにね。

偉くも何ともない自分だけれど、せめて「金のために働いている」と言い切れる正直者ではありたい。

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