中華ガチャに懲りて多少割高でも普通に使えるディスプレイを求めて、EX-LDC161DBMというモバイルディスプレイを購入した。
機能的にはとにかく普通。1920x1080ピクセルで8ビットカラー、60フレーム。ビジネス用途ならこれで十分。FreeSyncだのHDRだのは要らんよ。
肝心なのは、スペック表には現れない欠点がないかどうか。デフォルトの輝度が低すぎたり、輝度を上げても設定を忘れたり、コイル鳴きが酷かったりしないか。結果としては問題なかった。これだよ、これなんだよ、求めていたのは。
操作方法は若干癖があるかな。電源と各種設定は、画面の右隅の裏側にある押し込み可能な4方向スティックで行うのだけれど、メニューの第1階層だけ上下左右で項目を選択して、第2階層以下は右で選択、左でキャンセル。まあ、当然のようにきちんと設定を覚えていてくれるので、そもそも滅多に設定を弄る必要はないんだけどね。
角度無段階のスタンドが本体に直付けされているのも、地味に嬉しい。カバー兼用のスタンドだと細かい角度調整ができないのと、テーブルの上に置いたときの占有面積が地味にでかい。今まではカバー兼用スタンドのそれを当たり前のように受け入れてきたけど、やっぱり直付けスタンドの方がいいわ。ただ流石に、単体で縦置きはできない。
もう1つ地味に嬉しかったのは、2つあるUSB-Cポートの両方とも映像信号入力に対応している点。片方のポートは電源供給専用だったりしないので、どっちのポートに挿さなければいけなかったか、迷う必要がない。まあ、この点はcocopar dg-125mxもクリアしていたけど。
そんなcocoparと画面サイズ以外で違いが出たのは、接続できる機器。cocoparが駄目だったMacBook Air 2020 (Intel)には普通につながる一方で、cocoparが対応していたDockなしSwitch接続はできなかった。Switchの専用プロトコルにも対応するフットワークの軽さは、中華に分があるようだ。公式サイトにはSwitchとの動作確認済みとあるけど、これはDock経由でHDMI接続できただけなのだろう。
総合的に見て大いに満足。さすがはIODATA、1部上場企業なだけはある。しくじったら会社ごと捨ててしまえばいいようなところとは違う。最初からこれを買っておけば良かった。