一部で話題のサンキュー、チャックを予備知識ゼロで見てきた。何をどう語ろうとネタバレを避けられそうにないので、以下ネタバレ注意。
この映画、いきなりAct 3から始まる。あれっ、何かの続編だった? …と思いながら見ていると、天災で世界が滅びそうな中、SPAMの如く"Thanks Chuck!"という広告があちこちに。観客だけでなく劇中でも「誰これ?」状態のチャックが、何だかんだで世界を救う話なのか? …と思いながら見ていると、ホラーじみた"Thanks Chuck!"の氾濫とともに、もはや人類がどうこうではなく宇宙レベルで滅びそう。こんなのどうするんだ??
…というところでAct 2。えっ、遡るの? …と思っていると、ようやくチャックが登場し、路上ドラマーに合わせて踊って大喝采。これは滅亡前のエピソードなのか。…と思っていると、更にAct 1で幼少期から青年期までの話が描かれる。チャックがなぜ踊れるのか。そして、チャックの頭の中にもある宇宙の話。
そうか。死にゆくチャックの中の宇宙が滅びる話だったのか。街中ですれ違っただけの名も知らぬ人も、チャックの宇宙の中の登場人物となる。逆もまた然り、だろう。そうやって、無数の宇宙が生まれて滅びながら交差している、と。
人の死に様を見せる部屋と、手の甲の傷の嘘の意味は消化しきれていない。







