ついに詳細が公開されたNintendo Switchを触ってきた。
まず本体は、思っていた以上に小さく感じた。画面サイズ自体はWii UのGamepadと同じなのだけれど、Gamepadの上下にあったセンサバーとHOMEボタンの部分がないので、特に背が低くなった印象。その左右に2つのJoy-Conを付けた携帯モードでは、かなり横長に感じる。
そんな小さな割には、思いの外パワフル。もちろん、消費電力が桁一つ多いハードと比べたら計算能力では劣るだろうけど、実際にゼルダをプレイしてみて、ここまでできるのかと感心した。少なくとも絵作りに関しては据え置きのWii U以上のことができそう。テレビにも繋ぐことができる携帯ハードだと思っていたけど、これは確かに据え置きハードだ。
ただ、そんな小ささを実現するためにストレージが犠牲になってしまった。ビルトインの32GBとmicroSDが1枚刺さるだけなので、HDDを付けたWii Uのように容量を気にせずダウンロード版を買うのは厳しくなった。一応microSDXCまで対応するようだけど、微細化が頭打ちとなったNANDは積層化で容量を稼ぐ方向に進んでいるので、microSDカードの体積の小ささはそのまま、容量の伸び代を縮めることになる。せめてフルサイズのSDカードにして欲しかったなぁ。サイバーマンデーのときに買っておいた128GBのmicroSDXCは無駄にならずに済みそうだが。
本体のポートがUSB Type-Cだったのはびっくりしたけど、HDMIを通したりそれなりの電力を供給したりするには、確かにUSB Type-Cが今現在ベストな解だ。それにしても、Appleと任天堂が独自端子を排して超汎用端子だけを採用する時代が来るとはねぇ。
片方のJoy-Conだけを持つスタイルは、ちょっと慣れが必要そう。普通の横長コントローラのように両サイドをつまんだときに、Lの場合はアナログスティックが、Rの場合は4つのデジタルボタンが親指の場所にない。
マリオカートが完全新作ではなくWii U版の焼き直しだったのはちょっと微妙な感じだけど、Wii U版で不満だったGamepadの呪縛から解放された真のマリオカート8を遊べるなら、それはそれでいいかな。容量もWii U版と大差なければ、ダウンロード版を選べるし。
最後に、伝統の25,000円を破ったのは予想外だったけど、+5,000円くらいなら誤差のうちだろう。それより意外だったのは、Nintendo Switchキャリングケースという周辺機器を任天堂自らが手がけること。しかも液晶保護シート付き。これまで新ハード発売時はライセンスを与えた周辺機器屋さんに稼がせてやっていた印象だったけど、今度ばかりは任天堂が本気で稼ぎにきた感じ。よっぽど入手難でもなければ、このケースは自分も買うし。
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