今週のキン肉マン。
タワーブリッジ・ネイキッドを力ずくで返そうとすると、ロビンが腕を交差した形で締め上げられるというのは盲点だった。思わず自分も両腕を交差させてロビンの体勢をやってみたところ、両腕が左右逆に引っ張られるのは確かにきつい。並の人間なら、すぐに技を解いてしまうだろう。もちろん、並未満の自分でも。
それでも意地でネイキッドを極め直すロビンも、肋骨を折ってまで柔軟性を高めたネメシスには技を破られてしまったわけだが、今週の見どころは、何と言ってもその後の展開だろう。ネメシスの腕を捩じり上げ、その勢いで空高く投げあげて、おおおっ、まさかのビッグベン・エッジ! …と思いきや、その原型であろう開発中の新技、ブリティッシュ・スティール・エッジ。よく見るとビッグベン・エッジとは違って、左足がホールドされてないのね。結局、未完成な技はあっさり返されてしまうわけだが、最後にロビンがウォーズマンに託したものは、目の前の正悪完三つ巴戦のことだけでなく、後にケビンに引き継がれて花開くのかと思うと、感慨深いものがある。
クロエと出会う前であろうd.M.p時代のケビンもビッグベン・エッジを使ってなかったけ? とか、そもそも改変後のタッグトーナメント決勝でケビンのビッグベン・エッジを見てるだろうとか、細かいことは気にしてはいけない。それともケビンの背中の入れ墨を見たロビンが、グレないように気を付けてケビンを育てたら歴史が変わったのだろうか?