実家から戻ったら東京電力から値上げの詳しい通知が来ていたので、主な料金メニューの電力料金単価表に値上げ率を追加しながら目コピー。
| 旧単価[円/kWh] | 新単価[円/kWh] | 値上率[%] |
従量電灯B・C | 120kWhまで(1段料金) | 18.42 | 18.89 | 2.55 |
121〜300kWh(2段料金) | 23.41 | 25.19 | 7.60 |
上記超過(3段料金) | 24.68 | 29.10 | 17.91 |
おトクなナイト8 | 90kWhまで(1段料金) | 22.42 | 23.15 | 3.26 |
91〜230kWh(2段料金) | 28.62 | 30.87 | 7.86 |
上記超過(3段料金) | 30.19 | 35.66 | 18.12 |
夜間時間 | 9.72 | 11.82 | 21.60 |
おトクなナイト10 | 80kWhまで(1段料金) | 24.42 | 25.20 | 3.19 |
81〜200kWh(2段料金) | 31.29 | 33.60 | 7.38 |
上記超過(3段料金) | 33.03 | 38.81 | 17.50 |
夜間時間 | 10.03 | 12.06 | 20.24 |
ピークシフトプラン | ピーク時期(夏季のみ) | 45.15 | 53.16 | 17.74 |
昼間時間 | 27.08 | 28.18 | 4.06 |
夜間時間 | 9.72 | 11.82 | 21.60 |
電化上手 | 昼間時間 | 夏季 | 33.92 | 37.56 | 10.73 |
その他季 | 28.83 | 30.77 | 6.73 |
朝晩時間 | 23.68 | 25.2 | 6.42 |
夜間時間 | 9.72 | 11.82 | 21.60 |
低圧電力 | 夏季 | 13.75 | 16.50 | 20.00 |
その他季 | 12.71 | 14.99 | 17.94 |
そう、知りたかったのはこれ。平均的な値上げ率なんてぼんやりしたものではなく、もっと具体的な値上げ率。
さて、値上げ率の高さで目立つのは夜間の料金。24時間一定出力で回し続ける原発がなくなった以上、夜間を特別に割引する根拠の大半は失われているので、妥当と言えば妥当だろう。が、それでも夜間が安すぎないかと思ったので、ちょっと昼夜別会計のプランを24時間でならしてみた。
| 新単価[円/kWh] |
おトクなナイト8 | 1段料金 | 19.37 |
2段料金 | 24.52 |
3段料金 | 27.71 |
おトクなナイト10 | 1段料金 | 19.73 |
2段料金 | 24.63 |
3段料金 | 27.66 |
ピークシフトプラン | 夏季 | 25.85 |
その他季 | 22.73 |
電化上図 | 夏季 | 24.35 |
その他季 | 22.36 |
こうして見ると、意外と真っ当な値。何も考えずに使うと、昼夜別会計プランは際立って安いわけではない。何も考えずに昼型の生活をしたら、むしろ単価は上がりそうなくらいだ。直観的には夜間が安すぎないかと思ったけれど、そうでもない。原発の動く動かないに関わらず、ピークに対する備えにコストがかかるのは当然なので、ピークを避けてくれる人に対するプレミアムとしては妥当かも。
もうひとつ目立つのが3段料金の値上げ率。これはちょっと引っ掛かる。使う奴ほど負担しろ。…と言われれば妥当に聞こえなくもないが、考えてみれば3段階の累進課金制で、実は既に使う奴ほど負担しているのだ。もちろん、たくさん消費されるための備えにもコストがかかるのは分かるが、今回の累進性を強める値上げは、「それでも3段まで電気に依存している奴は受け入れざるを得ないだろう」と足元を見られているような、嫌な感じがする。
もっとも、個人的には従量電灯B・Cの1段に余裕で収まるので、そう悪くはない話なんだけどね。都市ガス最高。