面倒臭いなぁ。妬まれるほど面倒なことはない。
自力でのリタイアがぼちぼち見えてきた氷河期世代は、昭和の呪縛が解けはじめた世代でもある。女房子供住宅ローンを背負って一人前みたいな昭和の価値観にどっぷりの連中も、その価値観を満たすことが難しい給料で買い叩いている以上、藪蛇になるようなことは迂闊に言えなくなった。
そこに付け入って、若かった頃から20年以上、強かに蓄財してきた同志達の夢が、いよいよ花開いてきたのだろう。かくいう自分も、かつては遙か雲の上だと思っていたゴールが視界に入り始めている。昔はFIREなんて言葉がなかったから、そのゴールにはセルフ身請けと名付けていたけど。
社会的責任? 白々しい。社会に仇なされたと思っている人が、そんな社会の維持存続のために我が身を捧げるわけなかろう。
しかしまあ、生半可な働きたくないという気持ちだけで、リタイアできるほどの資産を築き上げるのは難しい。それこそ、呪いにも似た強固な意志で10年も20年も自分を律し続けなければ貯まらない。どうせ99%の人が挫折するだろうから、規模としては小さな現象にしかならないだろう。
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