結局、NVIDIAに落ち着いたか。
$40B以上という売却額が本当なら、4年前に$32Bで買ったARMを25%程度高く売れるわけだ。4年前の時点でも結構プレミア価格だったのと、この4年間、ソフトバンクがARMの価値を高めるような手を打っていた覚えはないのだけれど。余計なことをしなかっただけで、$8Bもの莫大な差額を得られるわけか。これって、ソフトバンクの時価総額の14%くらいだぞ。節税にどれだけ貢献したのかは知らんけど、ニュースの通りに取引が成立すれば、ソフトバンクにとってARMの売買は成功だったと言って良いだろう。
で、そんな高値で買ってNVIDIAはどうするのか? とりあえず、自社製品で安心してARMを使えるのと、ライセンス料の分だけ競合より価格競争力が強くなるだろう。…いや、それだけに$40Bは高くないか?
おそらくNVIDIAは、高性能が求められる市場でx86と殴り合う覚悟を決めたのではないか。もっとも、実際に拳を繰り出すのは主に、NVIDIAが命令セットをライセンスした先の企業。Apple Siliconはその象徴だろう。もっともAppleは自社SoCを外販しないだろうから、本気でx86を切り崩すのは別のところだろうけど。
RISC-V財団とは、距離を取るようになるのだろうか。
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