あえて言おう。これは美談にしてはいけないと。
突然、不慮の事故に巻き込まれたのなら仕方ない。しかし、彼は死に至る病で亡くなったのだ。いくら進行が早かろうと、それでも県知事の座を譲るくらいの時間はあった。にも関わらず、それを怠った挙句に空位期間を作ってしまった。その地位の重みを誰よりも知っているはずの彼が、軽んじるようなことをしてしまったのだから、なおさら罪深い。
まだまだ治る気でいた? そうかもしれない。後継者を決め切れなかった? それもあるかもしれない。自らの弔い合戦を起こして遺志を継がせたかった? それもありそうな話だ。ただ、そんなこんなの答えは全て、墓まで持って行かれてしまった。
政治的な主義主張は関係なく、首長クラスのポジションは蔑ろにしちゃいかんでしょ。草葉の陰で大いに反省してくれ。あと、お疲れさん。
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