激安で名高い業界の話とは言え、これはなかなか衝撃的だ。
食玩がきちんと彩色されはじめたのは、20年前あたりからだろうか。単色のキン消しで育った世代としては、チョコエッグのおまけ(?)の出来に感心したのを覚えているけれど、その実現には中国の安い人件費が欠かせなかったはずだ。言うまでもなく当時は、日本が安い人手を買い付けに行く側だった。それがいつの間にか、アニメーター限定とは言えトリプルスコアの大差をつけられていたとはね…。
日本が貧しくなったことは頭では理解していたつもりだけど、子供の頃に植え付けられた一億総中流意識を、いよいよ本格的に植え替えないといけないのかもしれない。それこそ、子供の頃の感覚でいうところの物価の安い東南アジアあたりのポジションに、今の日本はあるのかも。発展と衰退、どちらの途上かという違いはあるにしても。
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