ベストな選択だったとは思うけど、複雑な気分。
日本球界、そしてパリーグにとっては、基本的には朗報だろう。疫病という不測の事態さえなければヤンキースの先発ローテーションの一角だったはずの投手の活躍を見せられるのだ。パリーグの強打者達が現役バリバリのメジャーリーガーと対戦したらどうなるかという「もしも」が、日本にいながら見られるとも言える。ライオンズ的には手強い敵が増えたことになるのだけれど、魅せてなんぼの世界で名勝負が増えるのは喜ぶべきことだ。
本人にとって、それなりの試合数の開催が見込めるというのも、大きかっただろう。なんだかんだ言っても、昨シーズンは120試合やり切ったのだ。貴重な現役の時間を無為に過ごすより、どこだろうとプレーし続けていた方が有意だろう。
ただやはり、世界最高峰の舞台でどこまでやれるのか、見てみたかったという思いも否めない。2年契約というのも気になる。場合によっては1年で戻ることも可能な契約内容なのだろうか?
それにしても、贅沢税の制度があるとは言え、あのヤンキースですら節約を余儀なくされているという事実は、かなり重たい。菅野にしてもそうだけど、日本国内の球団の方が魅力的なオファーを出せてしまうというのは、日本にいる日本人が想像している以上に、アメリカが受けているダメージは大きいのかもしれない。
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