2020年6月5日金曜日

コペルニクス的引きこもり

今日も今日とて引きこもり。自分は割と引きこもり適正がある方だと思っていたのだけれど、朝のゴミ捨てと週1回の買い出しでしか外に出ない生活を続けていたら、いよいよおかしくなってきたような気もするし、しない気もする。自己診断機能が怪しいかもしれない。

思うに、外の世界では「自分は自分」のつもりでいても、少なからず他人と比較しながら、相対的な物差しで自分を見ていたのではないか。しかし、自分しかいない世界に引きこもることで、無意識のうちに依存していた(実は不確かかもしれない)物差しを封じられてしまった。それが今、自分をちょっとグラつかせている要因の1つではないかと疑っている。

そこで、ふと気づいた。外出せずに家に引きこもっていると思っているのも、家との相対的な位置で動きを見ているからではないか、と。それこそ地軸を基準にすれば、自転している地球に乗って宇宙を飛び回っているのだ。横浜がだいたい北緯35°、cos 35° ≒ 0.8、地球1周40,000kmとすれば、寝ているだけでも1日32,000kmくらいは移動していることになる。地表をちょっと移動したとか移動しなかったとか、誤差みたいなもんだ。何なら太陽を基準にすれば、公転の1日分だけでも更に桁2つ違う距離を移動している。

自分が動いていないのではない。家も道も海も山も皆、自分と同じ動きをしているだけなのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿