2020年5月21日木曜日

黒川の手牌

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59388890R20C20A5000000/
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-21/QANQGOT0AFB601
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202005210000523.html

こいつはもう、多牌だわなw

日本中に大騒ぎを巻き起こした挙げ句の果てに、こんなしょうもないオチとはね。誰が何のために漏らしたとか、色々と勘ぐりたくなる気持ちは大いに分かるけど、どうせ正解は闇の中で答え合わせも出来ないのだろうから、そこはスルーして、このことが誰にどう作用しそうか考えてみよう。

まずは黒川検事長(肩書きは5/21時点)当人。晩節を大いに汚したのは間違い無いけど、実は結構美味しかったんじゃないかな。レームダック化まっしぐらの巨悪とズブズブの関係から、賭け麻雀というショボいチョンボで足抜け出来たわけだ。このまま付き合わされていたら、この先どれだけ歴史的な犯罪の片棒を担がされていたかも分からない。みっともないけど、案外悪くないexit。

政府にとっては、件の定年延長という横車を、押し通しても骨折り損。取り下げたら取り下げたで、黒川が辞任したから意味がなくなったのかと突っ込まれるのは必至。進むも地獄、戻るも地獄だろう。さて、あとは操縦可能なポスト黒川を立てられるかどうか。キャリアの最後に泥舟に乗りたい人なんて、いるのかね?

しかしまあ、何と言っても大きく株を上げたのは文春。スクープを掴む取材力と権力に屈しない姿勢を示しつつ、ついでに産経と朝日にも赤っ恥をかかせられたのだから、大金星だろう。祝杯を上げられる状況でないのが残念だったか。

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