あれから8年

あの3.11から丸8年も経ったのか。

正直言ってこの1年間は、ほとんど震災のことを思い出した覚えもなかったのだけれど、今朝のニュースで未だ行方不明者が2,500人ほどいると聞いて、ハッとさせられた。

冷静に残酷なことを言ってしまえば生きている確率はゼロだろうし、届出さえすれば死亡が認定される要件は十分すぎるほど満たしているだろう。にも関わらず2,500人が行方不明のままというのは、頭では分かっていても心の底では諦め切れないでいる親族の方達が、それだけいるということか。

そりゃね。もし自分が残された側だったら、どこかに流れ着いて生き延びていないかとか、万に一つもありえないと分かっていても、考えてしまうだろうよ。そんなわずかな希望を少しずつ月日に削り取られていく8年間なんて、想像するだけで苦しくなる。

人災の要因が大きな原発ならともかく、津波に関しては誰を責めても仕方ない天災だからなぁ。余計にやり切れないものがある。