今週のキン肉マン。
先週の最後、何億年の因縁にスグルが割り込んだときは、正直言って蛇足にならないかと心配したけど、全くの杞憂だった。この結末は行き当たりばったりではなく、ゆでが熟考を重ねた上で辿り着いたものなのだろう。
今シリーズの主題である正義・悪魔・完璧それぞれのイデオロギーの対立という大風呂敷をどうやって畳むのかと思ってたけど、なるほど、悪魔と完璧の頂点同士の戦いが正義の理念を実践して見せるときたか。主役の座を将軍様に奪われかけていたスグルも、最後の最後に面目躍如。試合はせずとも最高にカッコよかった。
超人墓場を残しつつ不老不死を廃止するという落としどころは上手い。自然の摂理に従っていずれ寿命が尽きるだけなので決して命を奪うわけではなく、それでいて死ねなかった者達を不死の呪縛から解き放てる。また、後の時代を描こうとしたときに話の制約になりづらい。ついでに、捨てる不老不死の力を転用してゴワゴワッと死んだ超人達を復活させれば、一件落着だろう。
次回が「シリーズ」最終回ってことは、キン肉マン自体は終わらずに次のシリーズがあると思っていいのかな?
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