2017年2月23日木曜日

全然足りーん!

手術前に読んだ今週のキン肉マン。

師を超えるのが弟子の務めというのは、てっきりザ・マンが将軍様を含む始祖達に言っていたことだろうと思っていたのだけれど、これは将軍様のオリジナルだったのか。シルバーマンのザ・マン評「超人を育てるのではなく利用しようとしている」という言葉は、この辺りの師弟関係のことを指していたのかもしれない。当初の理想を忘れて、自分の正しさを証明するために自分のコピーを育てたつもりのザ・マンからして見れば、コピーごときがオリジナルである自分を超えるなんてありえないのだろう。何せ自分は、全パラメータ255の絶対的な頂点であり強化限界として君臨しているのだから。

一方の将軍様は、自分を超えることを悪魔超人達に求めた。師を超えた弟子がやがて新たな師となり、それを更に超える弟子を育てて行く。その積み重ねで超人が進化することを狙ったのだろう。そして限界を定めずに進化を続けた結果、下等超人と見下されていた者達が8ビットの制約を外しはじめた。そんな感じではなかろうか。

地獄の断頭台はまあ、見た感じ破れそうな技なので、返されたこと自体にはそこまで驚きはない。それより、ザ・マンの思惑通りに将軍様が恐怖心を植え付けられるようなことがなくて、本当に良かった。将軍のあの剣は反則くさい気がしなくもないけど、まあそろそろ反撃して、武道のオーバーボディくらいは破ってもらわないとね。

あと、シルバーマンの言葉を引用するために156話を見返したら、ゴールドマンがシングマンに超人圧搾機をかけていたことに今更気づいた。この技も大昔にザ・マンが指導してゴールドマンに授けたのだろう。

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