あんまり緩めすぎるのもどうかなぁ。稼ぐあてのない人間に金を貸すと、踏み倒された分をきちんと返済する人間から回収しなければ事業として継続できないわけで。言葉は悪いけど、卒業したところでろくに稼げない大学の学士号を借金までして買うのは、かなり筋が悪い選択だと思うぞ。
それに、下手に奨学金から学費が出てしまうと、淘汰されるべき大学が生き延びてしまうかもしれない。稼げるかどうかという一元的な観点で評価するのは乱暴なようだけど、そうは言っても大多数の人間にとって大事なのは稼げるかどうかなわけで。返すあてのない借金だけが残るようなら、傍目で見たらその4年間は無駄どころか有害とすら言えるだろう。そんな若年債務者を増やす元が大学なら、その大学もろくな存在ではない。
利権とか無視できるなら、いっそ民間の教育ローンに任せてしまった方が、きちんと審査に通った人しか借金できなくなっていいんじゃないかとすら思う。優秀な人材の優遇は、各大学が自腹でやればいい。
…修士課程までの学費を全額親に出してもらった自分が言うのもなんだけどね。6年分の学費くらいなら、借りていたとしても3年かからずに返せていたけど。
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