2016年8月19日金曜日

統計とサンプル

健康診断の追試で精密検査を受けた結果、とりあえず最悪のケースは免れた。

今回、身をもって痛感したのは、癌の可能性が何パーセントみたいな統計からはじき出された数値は、いざ自分の身に疑いがかかってみると、たとえ可能性が低くても、あまり安心材料にはならないということ。

確かに、似たような症状の人を100人集めれば、概ね過去の統計通りの結果が得られるのだろう。ただ、その100人の中に1サンプルとして自分が加わるとなると、話は変わってくる。可能性は低かろうと、隣の人の結果がどうだろうと、自分にとっては自分が癌かどうか、0か100のどちらかの結果しかないのだ。

もちろん、だからと言って統計の価値を否定する気は全くないけど、マクロな調査の陰にはミクロな個々の事象があるということを、改めて思い知らされた。

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