うぉっ! マジか!? これは今年最大のニュースかもしれない。
IoTがどうこう書いている記事もあったけど、そんな軽薄なバズワードのために3兆円以上も払うはずがあるまい。単純に金を稼ぐ力だけを見てもARMが超優良企業なのは間違いないけど、それ以上に今の世界は間違いなく、ARM抜きでは回らなくなっている。スマートフォンやタブレット、ゲーム機のSoCのプロセッサのような煌びやかな裏方だけでなく、CPUが入っていることすらほとんど知られていないようなチップ内の組み込みの世界まで、今やARMだらけ。メーカーのシェア争いなんて関係なく、ほとんど何が売れてもARMが儲かるわけだ。また、ポストARMとなるようなプロセッサも存在しない。x86が頑張っても組み込み開発環境の整備は一朝一夕にはできないだろうし、何よりIntelがx86をIP売りをするとは考えがたい。いや、追い込まれたらするかもしれないけど、追い込まれてからでは遅いだろうし。
そんなARMをソフトバンクがどう使うのか。いきなり露骨な濫用はしないだろうけど、今までiPhoneを扱うことを許してやっていたAppleですら、ソフトバンクとの付き合い方を考え直さないとならないであろうレベルの、巨大な力なのだ。今のところ、興味と怖さが半分半分。
しかしまあ、アリババ株を手放したときはソフトバンクも金回りが危うくなってきたのかと勘ぐっていたけど、まさかこんなネタを仕込んでいたとは、全く想像できなかった。Brexitは渡りに船どころか、豪華客船に見えただろうな。色々と批判も出るだろうけど、この行動力には脱帽するしかないわ。
0 件のコメント:
コメントを投稿