2016年3月29日火曜日

ELECOM LBT-PAR500AVレビュー

ELECOMのLBT-PAR500AVを購入。Bluetoothイヤホン探しの旅は、あっさりと終了したかもしれない。

イヤホンではなくBluetoothレシーバを試してみようかと思い立って調べてみたら、どうもレシーバ単体はイヤホンとの一体型に押されているようで、下火感は否めない。そんな中、まあまあ良さそうに見えたのがこのLBT-PAR500AV。ELECOM製品はGPL違反に逆ギレ以来ずっと避け続けていたのだけれど、今は資本関係はあるとはいえ実質Logitechだし、今回のところは許すことにした。

そんなこんなで購入前はちょっと心理的抵抗があったこの製品だけど、使ってみたら大満足。無音時のホワイトノイズが気になる人もいるようだけど、個人的には余裕で許容範囲内。DylanのMarathon2を使った後だから余計に良く感じるのかもしれないけど、とにかく普通に聴ける。Marathon2のノイズはホワイトでもなんでもなく、明らかに特定の周波数に偏っていて、録音した深夜放送のようなトークを聞いているとき、耳障りで仕方なかったからなぁ。曲と曲の間で音が飛ばないのもありがたい。

ボタン操作に関しては、まあ及第点ではあるかな。ダイヤル型のボリュームは調整しやすいとは言えないけど、曲送り/戻しボタンから独立している点は評価しよう。ペアリングを済ませてしまえば長押しが不要な点も良い。曲送り/戻しに関しては、ボタン自体は可も不可もないのだけれど、再生ボタンと並んでいないのがやや難。▶︎▶︎|マークは上下左右対象だから、見た目だけでは送りか戻しか判別不能。イヤホンジャック側が曲送りで、充電ポート側が曲戻しだと覚えておく必要がある。

音量調整に関して補足すると、このダイヤルで調整できるのは接続している機器のボリュームではなく、LBT-PAR500AV自身のアンプのボリューム。

レシーバだけ対応しててもありがたみはないだろうと思っていたClass 1対応だけど、前述のMarathon2より遠く離れても受信できたのは確か。アパートの2階にiPod touchを置いたまま1階にゴミを捨てに行ってみたところ、Marathon2が阻まれた金属製の玄関の扉を、LBT-PAR500AVは超えることができた。現実的なユースケースを考えるとどうでもいい話ではあるが。

バッテリーが18時間持つというのはSBCの話で、説明書によるとAACやaptXでは12時間とのこと。十分長いことは長いけど、思っていた以上にデコードの負荷が大きいようだ。iPhone側はAACからトランスコードする手間が省けて省エネだったりするのだろうか? 手元にコーデックをマニュアルで変更できる機器がないから、厳密な比較はできないけど。

最後に、接続しているイヤホンはPhilipsのSHE-9700-A。ケーブルが短いこいつは、まさにBluetoothレシーバと組み合わせて使うのにうってつけ。ググってみたら後継機種の9710や9720は普通にケーブルが長くなってしまったようなので、この9700は大事に使おう。

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