努力していい大学、いい会社に入って金を稼げば幸せになれると、イマドキの小学生は思っている。…と言うか、そう教えられているのかな?
この調査結果。元の記事では過去の小学生と今の小学生を比べているけど、過去の小学生と今の高校生を比較してみるのも興味深い。厳密な追跡調査ではないけれど、2006年の小学生は努力すれば報われると思っていたけど、2015年の高校生は報われない現実の認識が進んでいる。その一方で、2006年は必ずしも金が幸福には繋がらないと思っていた小学生が過去最多だったけれど、2015年の高校生は一転、金が再評価されている。現実問題として、世の中の不幸の大半は金で解消できるからなぁ。
ただ、大企業に入ってしまえば将来が安泰ってのは、まだ認識が甘いんじゃないかなぁ。直近の10年くらいを振り返ると、構造を変えながら大企業自身は概ね生き残ってはいるけれど、だからと言って大企業の中にいた人が無事とは限らない。特に半導体界隈にいると、大企業に切り離された人を嫌でも目にしてしまう。かつての花形産業もこのザマなのだから、10年後も安泰な業種・業界なんて分からんよ。