年が明けて、谷崎潤一郎の著作権が切れた。青空文庫でも作業が始まったようだ。
TPPに拒絶反応はないけど、著作権の保護期間延長に関しては微塵も賛成できない。ただ、今更誰もが分かりきったディズニー批判をしても仕方ないので、どうにかディズニー向けの抜け道を用意する形で、延長はしないことにできないものか。
普通に考えれば、商標のように金をかけて延長できるようにするのが正道だろう。10年延長するのに$1,000,000くらいかかるようにすれば、ディズニーにとっては大した額ではないので軽く払えるけれど、99%の権利ははとてもペイできず放棄され、過保護による文化の衰退も防げるのではないか。うまくやれば権利者グループを、問題なく払える大口の権利者とその他大勢に分断できるかもしれないし。
問題はその金を取る大義名分だけれど、これは著作権を文化的な資産とみなして、保護期間が過ぎた権利に課税するのはどうだろう? 相続税との2重課税にならないよう、調整しなければならないけど。
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