2015年6月3日水曜日

緊急地震速報が鳴らなかった理由

http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/30/earthquake-early-warning_n_7477030.html

先週土曜日の地震で緊急地震速報が来なかったのは、深発地震だからとな。

まず、そもそも震源が150kmより深い地震には緊急地震速報を出さない仕組みだそうだ。150kmより深いと推定するのにも時間はかかりそうだけど、例えば前回の小笠原の沖の例だと、150kmより浅ければ小笠原の次にどこかしらが揺れるであろう時間にどこも揺れなかった、みたいな感じで、とりあえず非常に深いことは推定できるのだろうか。

で、そもそもなぜ深そうだと速報を出さないのかという理由は、地震波が減衰しにくい海洋プレートの関係で予測が困難だからだそうな。この前のポストでは話を単純化するために無視したことが、深発地震だとまさに無視できないということか。

ただ、海洋プレートの存在が「単純なモデルによる推定より実際の揺れが強くなる」だけなら、安全側に振って警報を鳴らしても良さそうな気がする。振幅の減衰率だけでなく、地震波の速度も結構違ったりするのだろうか。

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