投機で金を稼ごうとしている人には馴染み深いであろう平均足。が、この定義は意外と揺れている。
平均足の始値は「直前の足の始値と終値の平均」で算出されるが、この「直前の足」が混乱の元。「直前の平均足」を使うか「直前の通常の足」を使うか、どうも統一見解は見当たらない。
で、MT4に付属しているHeiken Ashiのソースを見てみたところ、「直前の平均足」派だった。ついでに、計算した平均足の始値自体がその足の高値・安値になる可能性も考慮してある(平均足の終値が高値・安値になるケースは考慮しなくてもいいと思うが)。多くの人が見ていそうな平均足はどちらかと考えると、「直前の平均足」を使う方なのだろう。
もっとも、終値の計算には現在の通常の足を使っているので、過去の平均足が現在の平均足に与える影響は、時間とともに指数関数的に減衰していく。実際、「直前の通常の足」で計算する平均足インジケータを作ってみたけれど、トレンドの見易さという点では大差ないと感じた。こっちの方が現在と直前の2本の通常の足だけで計算できて、楽でいい。2本以上前の足の影響を受けないということは、それだけ機敏に反応するということでもある。騙しが増えるとも言えるけど。
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