古い価値観を強いる老害も間違いなく存在するし、そんなクソジジイほど悪目立ちするから余計に印象が強くなってしまうのだろうけど、この問題が遅々として進展しない原因の8割はそこにない。
これこそオッカムの剃刀で、単純に能力が著しく不足していて変化できないだけだと思う。
例えば、肉体的には女性だけれど戸籍上は男性になった人が出産したら、その子戸籍上の「父」は誰になる? まず、きちんと議論して程よい落とし所に着地させる能力が、立法には致命的に欠落しているから、ほぼほぼ初手で詰んでしまう。まともな議論をすっ飛ばして、国外から押し付けられた「正しいとされる形」を丸呑みするにしても、グダグダのマイナンバー運用を見たら、ちょっと複雑なシステム改修なんて出来る気がしない。
もちろん100人中100人が無能なわけではなく、有能な人だって間違いなくいるのだけれど、適切な権限委譲ができなければ宝の持ち腐れだからなぁ。そして、そんなことは誰もが百も承知の上で、どうしようもなく凝り固まった組織を壊すことを諦めてしまっている。自分も含めてね。
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