HARIOのV60 Glass Brewing Kitを入手して、1週間とちょっと使ってみた感想。
今更ながら、超メジャーなV60をはじめて使ってみたのだけれど、大穴の空いたドリッパーは見た目どおりコーヒーが落ちるのが速い。ドリッパーの働きは紙のフィルターを支えつつ、挽いたコーヒー豆の中を通過するお湯の流れを整えるだけ。なので、自分でお湯を注ぐペースを調整することで、コーヒーが落ちる速度を制御しなければならない。淹れ方による出力のばらつきが大きいとも言えるし、淹れ方次第で好きなように調整できるとも言える。
では、あまり素人向けではないかと言うと、実はそこまで難しくもない気がする。V60ほどではないにしても、結構速い多孔質のセラミックフィルター兼ドリッパーに慣れたこともあるけれど、側面もお湯が通り抜けることができるセラミックフィルターと比較すれば、V60は多少雑にお湯を注いでも、とりあえずコーヒー豆の中を通過することはする。もちろん、丁寧に淹れるに越したことはないんだろうけど。
Glass Brewing Kitの名のとおり、材質はガラス。ただし、ドリッパーを支える土台の部分は樹脂製で、画像のように引っ張れば外れる。オール樹脂製の方がお湯の熱が奪われづらくて良いという話もあるけど、先にちょっとお湯を通しておくだけの運用でどうとでもなるので、何でもよかろう。透明なドリッパーを入手したのはこれが初めてだったので、淹れている最中の様子が透けて見えるのは面白い。
サーバーに関しては2点。蓋が欲しいのと目盛りの位置が不満。
蓋に関しては、複数人で飲むためにサーバーに落とすだけなら不要だろう。けれど、多めに淹れて1人で複数回に分けて飲みたい場合は蓋が欲しい。自分の用途はまさに後者なので、蓋がないのはちとマイナス。
2杯分〜5杯分を表す目盛りの位置は、取っ手を左手で掴んだときに手前になる側にプリントされているのだけれど、人類の9割が利き手で掴むと見えない側にしか目盛りがないのは、デザインが間違ってるだろうよ。多数派なんだから右利きを優遇しろとは言わないけど、目盛りくらい両側に付けといてくれれば、利き手に依らず皆ハッピーだったろうに。
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