舞台・破天荒フェニックスを観劇してきた。全公演終了したので、以下ネタバレはケアしない。
田中修治という人は天に愛されているな。九死に一生どころか二生も三生も得てるんだけど、それは運が良かったからと言うのは、半分正解かな。単純な運の良し悪しだけではなく、セレンディピティがずば抜けているのだろう。
新卒からアラフォーの今まで、曲がりなりにも社会人を続けてきたオッサンが思うのは、話しかけられやすさも才能であるということ。偶然の出会いが何かにつながるか、それとも単なるニアミスで終わるか。人との出会いに関しては、その差を決定付けるのが話しかけられやすさではないかと思う。技術者なんてものをやっていると、話しかけづらい人と絡むことも少なくないわけで。話しかけづらい人とはコミュニケーションコストが高く付いて、優れた技術を持っていても仕事がうまく回らないことが往々にしてある。田中社長は、その真逆なのだろう。
再生の原動力となった明石も高橋も、山下も猪俣も、金子や南も皆、元からOWNDAYSにいた人材。組織を腐らせた旧経営陣も出会っていたという点においては、運の良し悪しに差はない。社運を賭けたあれこれが上手く行ったのは運もあるだろうけど、人を切らずに励起させて組織を立て直すという道を選んだのは、運でもなんでもなく田中社長の意思。これを貫き通せたのは凄いと思うし、正直言ってとても真似できない。自分が社長の立場だったら、理解してもらえる前に金子を切っていただろう。
そんなことがあったとも知らずに、10年前に眼鏡を買った店はOWNDAYSだった。まあ、5年前にJ社の眼鏡に買い替えてしまったのだけど、その眼鏡ももう5年使ったので、そろそろ新調してもバチは当たらないだろう。この年末年始にでもOWNDAYSに行こうかな。
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