Kindle Scribeなる新型が登場。というメールが届いて、名前からサブスクとバンドルした廉価版でも出すのかと想像したら、まさかのKindle DX2だった。
ScribeはSubscribeではなく、そのまんま手書きという意味か。ただでさえ遅延がシビアな手書き入力なのに、描画が遅い電子ペーパーで大丈夫なのかは気になる。
…が、この話の肝はKindle Scribeというデバイスの性能どうこうではなく、本に対して手書きメモを残すサービスが始まるという点だろう。iPadOS用のKindleアプリを新サービスに対応させれば、Apple Pencilの性能に乗っかることができるわけだ。ぶっちゃけiPadを買った方がいいような値段だし、Amazon自身もKindle Scribeがニッチな商品であることを自覚してるだろう。
教育市場に向けた野心をどれだけ抱いているのかどうかは気になる。教科書に書き込みができれば、それは便利だろう。教育市場の攻略はiPadのようなハードウェアを用意するのが定石だったけど、ハードウェアの上で動かすサービスでシェアを取るという攻め方もあったか。学校に通った人々が皆Kindle電子書籍という資産を持つことになれば、Kindleというサービスは2倍、いや10倍盤石になるだろう。
唯一気になる点はこの注意書き。
※マンガ・雑誌・一部の実用書等、手書き入力機能に対応していないKindle本があります
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