GDPという切り口で見ると、数値の上では2019年10--12月の水準に戻ったらしい。
当然ながら全ての業種が元に戻ったわけではなく、この3年間で滅びてしまった業種もあれば、新たに生まれた業種もあろう。そんな盛衰を均した値が戻ったというだけで、戻ったと感じるかどうかは個人差が大きいだろうと思われる。
さて、では、個人的な肌感覚を語ると、そもそも収入の面では疫病の影響を受けていないので、戻るも何もない。働き方はリモート化で大きく変わったけれど、良くも悪くも給料は疫病前の延長線上。補助金ウメーウメーは出来なかったけど、食うに困る心配もなかったのは、一応は恵まれていた部類に入るのかな。
支出の面では、確かに戻ったように感じる。特にエンタメ系、チケット代の支出は戻った。…というか増えた。これは、この3年間で多くの人やグループが活動停止を余儀なくされた現実を散々見せられて、それでも今見られることの希少性を痛感したからだ。「推しは推せるときに推せ」という言葉は正しかった。
GDPという1つの指標で見れば、(統計に嘘がなければ)戻ったのは確かなことなのだろうけど、一消費者としては意識が不可逆的に変わったように思う。金のかけどころがよりピーキーになって、本当に金を落としたいところにだけ積極的に落とすようになった。良いか悪いかは別として。
0 件のコメント:
コメントを投稿