これは難しい問題だと思う一方、意外にスルッと事が運ぶかもしれない。
とにもかくにも、最初にして最大の難関は出生届だろう。これが受理されなければ戸籍も何もないので、養子縁組だってやりようがなかろう。
すんなり行けるかもしれないと思った根拠は、法がどうあれ、何よりも既に新生児が存在してしまっているから。だいたい、人の存在を否定する責任や業を背負う覚悟で、不受理の判断を下そうなんて思うか? それより寛容なふりをして受け取って、上に丸投げしてしまう方が楽だろう。それを何度か繰り返せば、最終的には世論を敵に回したくない何チャラ大臣がOKを出す。このシナリオは結構ありそうな気がしている。
また、突っぱねたところで誰が届出内容を修正できる? 母親の身元を知らない院長を問い詰めたところで仕方ないし、唯一身元を知っている室長とやらも、別に教える義務はあるまい。多少揉めたとしても、最終的には赤子の物理的な成長に押し切られるんじゃないかな。
ところで、戸籍周りのシステムはこんなケースを想定したテストをしてるのかね? 色々と揉めた末に、生まれて400日くらい経ってから登録されるケースとか想定してる? 色々とバグを踏みそうな予感。
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