流石に逆鞘状態はおかしいので、修正すること自体は妥当だろう。
さて、控除額が減る話なので基本的には不満しかないだろうけど、これに関してはまんざら悪いだけの話でもないのではないか。と言うのは、4000万円までなら借りた方が得をするという歪な状況が是正されれば、無理矢理高額ローンを組んで家を買おうという動機が薄れる。要は、不動産価格の高騰に歯止めをかける要因になるのではないか。
もっとも、住宅ローンの金利が上がらない限り、大した値下げ圧力は期待できないとも思う。ローンを組まないと家を買えない弱者の目には、単純に控除額引き下げの分だけ改悪に映るだろうけど、ローンなんて組まなくても家を買える強者にとっては、あえて借りた金を複利で回すだけで引き続きウハウハ。結局のところ、住宅ローンという名目なら低金利で借りられる状況こそが旨味の源泉であって、この程度の控除見直しでは良くも悪くも大した効果がなさそうな気がする。
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