毒をもって毒を制すとはよく言ったもので、歴史的な病疫という猛毒をもって、ようやく制すことができたか。
体調不良という体で取り繕おうとしているけど、ねぇ。体調不良という言い訳は、自己評価が過大な奴が現実との矛盾を誤魔化しきれなくなったときに、最後に捻り出すものだろう。まあ、不毛な深追いはしないが。
ただ、無法の限りを尽くした報いはしっかりと受けさせてやってほしい。嘘で嘘を塗り固めるために命を失った人のためにも。一罰百戒、第2第3の安倍を生み出さないためにもね。今回に限っては、任期切れの大統領が100%追い詰められる、どこかの隣国を見習うべきだろう。
もっとも、安倍がやったことは全て悪いとは言わない。次の誰かのためにも、評価すべき点は評価しよう。具体的には、金融緩和に舵を切ったことと隣国の扱い。経済政策に関しては、3本の矢の1本目までは良かった。そして、付け上がらせてはいけないタイプの隣国に毅然と対処したのも正解だったろう。
一方、修正すべき点の筆頭は、あまりに身内で固めすぎたこと。経済政策は身内への利益誘導に成り下がり、そして何より、まともに意見をぶつけ合う機会が失われた。野党がアレなのは今に始まったことではないけど、自民党内での派閥間の争いまでなくなってしまうのはまずい。逆に、切磋琢磨せざるを得ない環境であれば、あんなに雑にろくでもないことばかり出来なかっただろう。
次が誰になるかは分からないけど、とにかく競ってくれ。そして、総裁選が終わってからも、気を抜いたら寝首をかかれるような緊張感のある空気であってくれ。
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