2020年7月3日金曜日

防中

https://jp.techcrunch.com/2020/07/03/2020-07-01-apple-and-google-block-dozens-of-chinese-apps-in-india/

金盾があるわけでもないインドが中国のブロックなんて無理だろうと思ってたけど、なるほど。AppleとGoogleのStoreから締め出したか。

技術屋はつい穴を探して、アリの子1匹でも通れれば無意味なブロックだと考えがちだけれど、そんなことはない。カジュアルに通り抜けられなければ面倒臭い、鬱陶しいと諦める大衆を制することができれば、盾として十分に価値があるのだ。

そう。インドのこの一手には、別に重要な国家機密を守ろうなんて意図は込められていまい。インド市場から中国への金の流出を止めようとしているだけだろう。カジュアルに使える非中国産サービスにインドの大衆が流れるよう仕向ければ、中国産サービスが持続不可能なほど儲からなくなる。その効果は、外国産サービスを締め出した中国が実証済みだ。

この方法の優れた点は、インドに限らず他の国でも実現可能であること。そして、中国が文句を言って来ても「お前が言うな」と返せるところ。

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