う〜ん、なんとも微妙。
今日日、どの分野だろうと欠かせない情報処理教育を学科横断でやるのは妥当だろう。15年前ですら、工学系でプログラミングを避けて学士号を取る方が難しかったと思うぞ。まあ、つまるところ学部内の効率化の話なので、人や金に余裕がある大学なら後回しでもいいだろうし、既に実施している大学もあるかもしれない。
学科編成を見直すのも必要だと思う。電気科出身者だけど、ぶっちゃけ電気って括りは何でもありすぎて括れていないように思う。実際、他の学科と被っている内容も多かったし。まあ、だからこそ研究室への配属が決まるまで、選択の幅が非常に広いというメリットもあったのだけれどね。
気がかりなのは6年制だ。ちょっと工学部のハードルを上げすぎじゃないかい? 進路を考えている18歳の高校生から見たら、工学部を気軽に選べなくなりそう。研究を1回に統合できるのがいかにもメリットみたいに書いてるけど、就職せずに進学すると決めた時点で研究室に3年いることが確定するのだから、学部の1年と修士課程の2年は元々そんなに分断されたものではなかっただろう。さすがに、他大学の院に行ったら明確に分断されるだろうけど。
そして何より、医歯薬のような将来の高給が約束された学部ならともかく、平均的に中の上くらいであろう工学系の待遇は、誰もが6年かける価値があるかどうか、正直怪しい。
まあ、工学修士の端くれとしては進学して良かったと思ってるけどね。
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