無線LANタダ乗り自体は電波法に触れないとの判決を懸念する声もあるようだけど、それでいいんじゃない?
まず、パスワードを取得してアクセスポイントと繋がっただけでは、何ができるわけではない。無線アクセスポイント経由で他のコンピュータにアクセスしないと何も始まらないわけで、今回もタダ乗りした上で行った悪事に対して、他の法でガッツリ8年の実刑を食らわせているわけだ。何も電波法だけで全方位をカバーしなければいけないなんてこともないだろう。
そして何より、有罪にするという結論ありきで法を無理矢理拡大解釈したら、そっちの方がよっぽどまずいだろう。そんな運用を許したら法治国家ではなくなってしまう。たとえ極悪非道な殺人犯であっても、やってもいない食い逃げの罪まで被せてはいけないのと同じだ。
今回の判決を受けて法の穴が見つかったなら、それを塞ぐのは立法府たる国会の仕事。もしその穴が放置されたまま悪用されたら、それは国会議員の職務怠慢以外の何物でもない。ただ、それだけのことだ。
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